2006年11月15日

1章−1 否認・孤立

一回通して本を読んでみました。これから、本に従って、最初からやっていきたいと思います。



まず・・・「否認」

実際に起きたことを、感じた通りに認識することを妨げる防衛反応・・・ととらえました。「話さない」「感じない」「信頼しない」というやり過ごし方を身につけてきた、ということのようです。

まず、子供の頃の家庭環境を振り返ります。幼児期までのことはほとんど記憶がないので、学童期以降のことになります。思いつくままに書いたので、大学生のころのことまで混ざっています。

<家庭の中で抵抗なく話すことができたこと、できなかったことのリストをつくりましょう>

・抵抗なく話すことができたこと

 学校であった楽しかったこと。

 兄にいじめられたこと。小学校低学年までは全て兄のせいになり、私はあまり叱られなかった。私が泣かないようにすることが、兄の仕事だった。部屋を片付けていない、などの、共同責任のことは私も叱られた。

 テレビの話題。一番当たり障りがなかった。


・オープンに話すことができなかったこと

 学校でいじめられたこと。どうせ先生に言われて終わりだし、余計ひどくなるだけだったから。

 学校での忘れ物について。ただ言いたくなかっただけ?どうせ母に頼むつもりはなかったし、自己責任でやっていたから。ただ、母親に手伝ってもらっている同級生と比べられるのはいやだった。母が絡んでも事態が改善しないことを怖れていたかもしれない。母の名誉まで傷つけるから。

 父についてのこと。朝は子供が学校に行ってから起き、仕事が終わったらそのまま遊びに行ってしまう人だった。それでも、夜は「用事に行っている」ことになっていた。歯が悪いことを理由に、父だけグレードの違うおかずが出ていたりしたが、ただの好き嫌いだった。度々大声で怒鳴るが、それは耳が悪くて自分の声の大きさがわからないせいで、乱暴だからではないことになっていた。壁に一カ所、穴を隠すための絵がかざってあった。その穴は、幼少の頃に私か兄が(たぶん私だろうと思う)、買ったばかりのソファに油性ペンで落書きをし、それに怒った父が壁にソファを投げつけて開いた穴だと言うことだった。父の前では絶対に口にしてはいけないことだった。

 母が泣いていること。母は泣いていないことになっていた。誰が見ても泣いていたのに。

 兄のこと。兄は登校拒否児だった。父、母の行動が追いつめていると漠然と思っていたけど、私には発言権はなかった。

 家業のこと。食卓で、父、母、兄は、携わるものとして当然意見を出し合っていたが、外の立場から私が何かを言うと非難された。私は食卓にいながら会話に入れず一人で食事をしていた。そのくせ、みんな一人一人になると私に悩み話を聞かせた。

 私のこと。私の悩みも楽しみも、家族には関係のないことだった。無関心にされたり、私が期待しているより軽く受け取られることを怖れて、私は何事もないように振る舞っていた。




自分で書いて少し驚きました。私は家庭の中ではわりと好き勝手に振る舞っていたから、自由に話せてないなんてあまり思っていなかったけど、思い出してみたら私が家族と話していたことと言えば、ニュースの話題だとか、天気の話題だとか、あとはその時の相手の話したいことをただ聞いて、答えて欲しいと思っていることを答えているだけで、私自身が話したいことをほとんど話していませんでした。話したいことそのものを考えていなかったかもしれません。それが「否認」ということでしょうか。

私以外の家族が、感情を剥き出しにして罵り合うようにしてぶつかり合っていたのに対して、私は家族の生々しい感情を私に向けられた経験はほとんどありません。かわいがられたという感覚はありますが、私自身を見ていない、かわいがりたいという自己満足が見えていて、しかもそれを喜ばなくてはいけないような義務感をともなうものでした。

そして、私はみんなの話し相手になることで、相手がほかの家族に対して抱いている生々しい感情を第三者の立場から感じていました。私はいつも、部外者で、傍観者で、アドバイザーで、仲裁者でした。誰かがそばにいると、自然にその役割になってしまうので、自由に自分になれる、1人になれる場所が必要でした。そういえば、小学校低学年のうちは、いじめられて帰っても仕事で誰も慰めてくれる人のいない家が嫌いだったけど、そのうち、一人で好きなだけ泣ける、泣きつかれて眠っても放っておいてくれる、一人の空間が必要不可欠になっていました。



ここまで書いて、次を見たらちょうど「孤立」でした。

<他の家族に対して感じていた親しさや距離感を絵に書きましょう>

ということですが・・・。描いた絵を説明すると、四角いテーブルを囲んで、家族で夕食をとっている。父、母、兄の3人は険しい顔で仕事のことについて話し合っている。大声でけんか腰で。私は1人、うつろな目で母の後ろにあるテレビを、母が動くたびに見えたり隠れたりしているテレビを、見ている。

そんな絵になりました。物理的には近いのに、決して中に入れない距離感が、そこにはありました・・・。




今日はこのあたりで。
posted by 蝉ころん at 15:24| Comment(4) | 自分育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ワークに入られたんですね。早い!

「話してはいけない」「考えてはいけない」「信頼してはいけない」・・ここのところではこれはもう全く夫の生い立ちそのものではないか・・と思い、夫に見せてしまいました。

夫は「否認」の達人です。だから上のようなことも認めません。のらりくらりとかわします。
子ども時代は「幸せだった」とは決して言わないのに
「不幸ではなかった」と頑として言い張ります。

誰がみても親からの押しつけ(大人になってから)以外の何物でもなかった事柄が、夫の中ではいつしか「自分の意志だった」にすり替わっています。

何を否認しているかって、いい年して自分が親のいいなりだったこと。その恥から目を背けているように、私には見えます。

というわけで、あの本は今夫が持っています。
私は「完全主義」の自己否定、くらいしか自分には思い当たりませんでした。

で、自分のことでは、お手紙エクササイズの方をまず手がけています。


蝉ころんさんの描いた絵は第三者にも「私」の孤独があらわに見えます。「部外者として枠の外にそっとしておいてくれている」こういう孤立もありますよね。

Posted by なつ草 at 2006年11月15日 17:05
>夏草さん

こんにちは。(^^

やってみないと気が済まないタチなんで、以外と取りかかりは早かったりします。でも、「完璧主義」が顔を出すと、途中で止まっちゃうんですよね。(^^;

今日も早速、完璧主義の天敵、「子供の風邪」に襲われて、中断です。あまり幸先のいいスタートにはなりませんでした・・・。

夫もかな〜り「否認」があるように見えるんですけどね。夫のことはとりあえず考えないようにして、私のことだけに集中したいです。なかなかそうはいかないことは、このブログで十分実証済みですけど。

旦那さんもワークをはじめられるといいですね。・・・というか、どうなるのか興味あります。面白半分で済みません。(^^;

夏草さんのお手紙エクササイズ、密かに応援してます。でも、コメントしづらくて・・・すみません。でも、ちいくさちゃんと大人のなつくささんのコミュニケーションが、だんだん自然になって来ているように見えて、なんだか、羨ましいな〜って見てます。


「絵」のこと、ありがとうございます。カウンセラーさんにも指摘してもらったんですよ。「仲間はずれ」になっていたおかげで、自立する力を養って家庭から脱出することができたんだ、って。確かにそういう面もあるんですよね。今は、まきこまれていなくて良かった、って思います。
Posted by 蝉ころん at 2006年11月16日 14:00
>旦那さんもワークをはじめられるといいですね。・・・というか、どうなるのか興味あります。

ほんと、ほんと。
やるとは言ってるんですよ。そう言いながらやらない、これが何ごとにおいても夫の典型パターンなんですけどね。

もしももしも、やってみてチャイルドが出てきたら、大声あげて号泣するはめになるでしょうね・・・。
そうなったらせめても救いだろうけど・・万にひとつも期待はしません。

>夏草さんのお手紙エクササイズ、密かに応援してます

あ、うれしいです。
ひとりで何やってんだか、私ってば。・・これがどっか心の片隅にありますから。

子どもさんの風邪、お大事に。

Posted by なつ草 at 2006年11月16日 21:29
>夏草さん

子供の風邪はだいぶ良くなりました。治りきってないのに元気になって困ってます。ありがち。(^^;

旦那さんがチャイルドを発見したら、今まで溜まっていた分、とまらないくらい泣いちゃうんでしょうね〜。うちの夫もやったらきっと。見物ですね。なんちて。

でもほんと、なにかの気付きにでもなるといいんですけどね。離れる気なら放っておくのが彼にとっても幸せでしょうけど、これからも関わりが続くのなら、ちょっとは考えてみ?って思いますよね。

エクササイズ、気恥ずかしさを捨て去るのは難しそうですけど・・・私には、本物のちいくさちゃんが見えますよ。ちいくさちゃんを見守っている夏草さんも見えます。頑張って代弁してあげてくださいねっ。(^^
Posted by 蝉ころん at 2006年11月17日 15:38
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