2006年09月11日

義母の世話になった日々

初めての出産のとき、私は夫の実家にお世話になった。

私の実家は仕事をしていて、朝遅く夜遅い時間軸で生活していること、母は父のことと仕事で手一杯で、私と子供の世話まで手が回らないだろうこと、父が耳が悪いため、家の中にはものすごい音があふれていること、実家までの距離が遠く、移動に4時間ほどかかること・・・などの理由で、里帰り出産はしないと決めていた。

本当は、退院後は自宅に帰ってくる予定だった。このころは夫もまだそんなに忙しくなく、できるかぎりのことはすると言っていた。そして私もそれを信頼していた。

妊娠8ヶ月くらいになったころ、電話で母に出産後はどうするんだと聞かれたので、正直に家に帰って夫婦で頑張るつもりだと話した。すると、産後に家事なんてとんでもない、向こうのお義母さんにお世話になりなさい、と言われた。

私は、出産の先輩がそういうんだから、自分たちでなんとかするのは無茶なのかも、と思い、悩んだ末に義母に電話して、産後、世話になれないかと頼んだ。通ってもらうのは申し訳なく思い、私が義母の家に行くことになった。夫は、「ふぅん、あんたがいいならいいんじゃないの」という、賛成とも反対ともわからない反応をした。

義実家での生活は、ストレス満載だった。

家の前が街道筋で夜中でも大型トラックが頻繁に通るのは仕方ないとしても、義実家で暮らしている夫の兄弟が、真夜中に大きな音を立てて帰ってくる。朝は早くから小学校に行く登校拒否気味の子供がいて、必ず玄関先で行きたくないと言い出すので、大声で叱り飛ばしてから登校させる。玄関横に部屋をあてがわれた私は、義家族が玄関を出入りするたびにその物音にびっくりして目を覚ます。もちろん寝付きかけた赤ん坊も目を覚ます。ただでさえ3時間おきの授乳で睡眠不足なのに、朝も夜も気の休まる時間がなかった。

夜中の授乳時も、赤ん坊が泣き、授乳の用意をしていると、義母から声がかかる。「泣いてるなら抱っこしてあげようか〜?手伝ってあげるよ〜」夜中くらい、放っておいて欲しかった。「大丈夫です」と返事をしつつ、どんどん「泣かせちゃいけない」と思うようになっていった。それでも泣かないわけがない。ノイローゼ気味になっていった。

義母しかいなくなる昼間は、「居間に来て一緒にテレビを見てくつろごう」と義母からお呼びがかかる。食事中に、子供が泣いて授乳をすると、戻った時には食事が片付けられている。「冷めちゃっておいしくないから。また作るね」と言ってくれたが、次の食事の時間までなにも出てこない。冷めててもいいから、食べたかった。特に授乳後でお腹はぺこぺこだった。たまに下げられていなかったときも、食べていると「そんなおいしくなくなったの食べないで!またつくるって言ってるでしょ!」と怒ったように言われた。そして、新聞でも読んでくつろぎな、と言われるのだ。私はそんなことより食べたかったし、眠りたかった。

1週間経っても悪露が減らなかった。普通ならもっと減っているはずなのに。授乳も、完全母乳を目指していたのに、母乳の状態がなかなか良くならなくて、混合が続いていた。私はどんどん憔悴していって、一人で部屋にこもっては泣いているようになった。授乳をしている最中に掃除機をかけに入ってこられたこともあったから、一人で部屋にいても、泣いていても、いつでも気を張っていた。

結局2週間でギブアップした。夫に家に帰りたいと伝えると、「あんたがそうしたいなら、いいんじゃない?」と言った。なぜ帰りたいのか、何が辛いのかを訴える雰囲気ではなかった。夫は、全く何もわかっていなかったし、わかりたいとも思っていなかったんだろう。

今振り返ると、監視されているような生活だった。授乳していても部屋に入ってくるし、それを深いに思ってちょっと隠れ気味するだけでも「なによ隠すなんていやらしい」と言われた。下着の洗濯を頼むのも、本当は嫌だった。できれば夫にして欲かった。ほとんどプライバシーというものがなかった。

義母は、私がいる間中、「産後に頼ってきてくれる嫁なんてなかなかいないわよ、いいお嫁さんもらったわね〜って、みんなに羨ましがられているのよ〜」とご機嫌に何度も繰り返していた。その時は、嬉しく思ってもらっているんだ、それならよかった。なんて思うようにしていたけど。結局自慢してただけ?嫁に頼られるいい姑なことを自慢する材料にされただけ?っていう疑問は持っていた。

あの生活はなんだったんだろう。
posted by 蝉ころん at 10:55| Comment(3) | 夫との日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふうむ・・受動攻撃型モラっぽいお姑さんですね。
親切とみせかけて、追いつめる。。

姑にはとても手を焼いた体験満載ですから、なんとなく同じ、においを感じます。

2週間、これ、ギブアップの限界ですよね。
私もある短期間同居したときそうでした。

それにしても、「無関心」夫の態度、これもウチとよく似てる・・・。

Posted by なつ草 at 2006年09月11日 20:02
>夏草さん
おはようございます。
こういうときの時間って長いですね。感覚では1ヶ月ほどいたつもりになってたんですけど、あとで計算したら2週間でした。もう一緒に暮らすのはこりごりです。(^^;
やっぱりこれだけでもモラっぽいですか。義母とはその後いろいろあって距離を置くようにしています。
夫の態度・・・この無関心が辛いんですよね・・・。
Posted by 蝉ころん at 2006年09月12日 10:43
まさに今そのジョウタイです.....

Posted by at 2012年07月25日 14:32
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。