2006年05月08日

なぜ?

ときどき、なにがなんだかわからなくなる。

夫から、突然の不機嫌、無視が始まる。私は長い付き合いから、こういう時は何を言ってもしても無駄だし、こちらにはっきりした落ち度がないこともわかっているので、相手にしない。むしろ、突然はっきりした理由もなく変な行動に出られて、こちらのほうが怒っているのだ。こうして冷戦状態に突入する。

夫はそのうち、何事もなかったように普通に接してくる。突然無視を始めたことを謝りもしないで平然とされていたら、私は納得いかないし、腹が立つ。でも、普通にしている人を邪険にするわけにもいかず、いつもうやむやのまま、なんだかはっきりしないまま冷戦は終わる。

何回もこんなことを繰り返しているうち、私はうやむやで済ませられなくなった。夫が普通に接してきても、私は相手にするのをやめた。謝るまで、許してやるもんか。悪いのはあっちなのに、なんでいつもこっちが折れなきゃいけないんだ。すると、夫もまた無視を続ける。

一度この状態になると、いつまでも続く。最初の、ほんの些細なことであろう、夫の不機嫌の原因なんて、どうでも良くなるくらいの長期間だ。

いつも、先にばかばかしくなって解決を目指すのは私だった。「いつまでもこんなことしていないで、ちゃんと話し合おう。」「私もこだわりすぎた。ごめん」先に、私が謝った。確かに私も馬鹿みたいに意地を張ったし、その点は私も悪い。それに私が先に謝れば、夫も素直に自分の非についても考えられるかもしれない、と思ってのことだ。

でも夫は、「そう、意地張り過ぎ。」「まあ水に流そ。」と、あくまで夫は悪くない、私が変な態度を続けるから、自分もそうしたんだという態度を崩さない。最初に原因となる、突然の無視、不機嫌の原因を聞いてみても、「別にそんなことはしていない、被害妄想だ」と取り合ってくれない。結局いつも、悪かったのは私と言うことになる。

納得がいかないながらも、このままだとまた同じことだと思い、「お互いの理解が足りないから、もっと話をしようよ、それが一番必要なことだよ。」という提案をして、冷戦はおわる。

そしてまた、しばらくすると夫からの無言の不機嫌が始まる。

私はもう、諦めた。いくら話をしようと言ったって、肝心な不機嫌の理由は無言状態で聞き出せないし、話をすると言えばテレビの話題とか、夫が欲しいものの話、夫の愚痴ばかり。私から話をしても生返事か、知ったかぶった理想論を押し付けられるだけ。私の気持ちを理解しようとか、楽しかった経験を分かち合おうとか、そういうそぶりは何もなかった。私だけが空回りしていた。

もうやめようと思った。夫には愚痴も言わず、今日あったことも話さず、ただ必要事項と、夫からの話に対する返事だけ。それでいいじゃないかと。この人とは心通わせることはできないんだから、と。

そして、長い長い、心を閉ざす日々が始まった。

夫は子供と普通に遊ぶ。私も子供と普通に遊ぶ。連絡事項を伝えれば、普通に返事が返ってくる。直接夫と私との会話はなくても、子供の笑い声がある。家族団らんがある。でもこれは、見せかけの団らん。夫婦の間に深い溝のある、子供がいることでかろうじてメッキがかかっているだけの、崩壊寸前の家庭だ。

こんな生活を続けていくのか?これが子供を育てるのに用意したかった環境か?

私が悪いのか?私が理解し合おうとしなければ、夫と心通う生活を期待しなければ・・・。夫はそんなに悪い男ではない?たしかに突然意味不明の不機嫌になって無視はする、理論で私を言い負かす。私に対する気遣いはない・・・。でも、暴力はない。借金もない。浮気もない。子供とも仲良しだ。夫に心を開かない、開くのが怖い、私が悪いのか?

どんどん自分に、自分の行動に自信がなくなっていく。

いったい私は何がしたいんだろう。なぜ、こんなことになってしまったんだろう。
posted by 蝉ころん at 14:03| Comment(2) | 夫との日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
無視型モラですね。

ウチと違うところは、私が絶対「無視」で返せないたちだったこと。


「冷戦にもっていって、それを終結させるのも自分だ、という優位にたちたいんでしょ?」
なんて、言葉を投げつけてましたから。


だいたい何で無視が始まるかも、長い間には予測がついたこと。

でもそれを避けるなんてしないで、ぶつかってきた私も子供っぽいのです。



>夫は子供と普通に遊ぶ。
>子供の笑い声がある。家族団らんがある、子供がいることでかろうじてメッキがかかっているだけの、崩壊寸前の家庭だ。

子供さんは小さいですよね。
わたしもその頃は、子供に関してはずっとそう思って暮らしてたのです。こどもは父親が好きで、笑ってすくすく育ってるようにみえましたから。

いま、やっと成人した娘にはじめて育った家庭のことや父親のことをおそるおそる聞いてみたのですが・・

「父親がどんな人であろうと、私には、正直
どうでもいいこと。冷たい娘かもしれないけど、もともと小さい頃からずっと、お父さんとは冷たい関係でしかなかったわ。とにかくへんな家庭だったわね」

こんなふうにいいました。

これも私にはどこまでホンネを言い得ているか・・

母親については、まして本人に向かってはいわないでしょう。

子供は、ものすごく複雑な思いで傷ついて育つらしい、ということだけが分かります。

子供さんのことも、どうぞウチのように手遅れになりませんように。





Posted by なつ草 at 2006年09月08日 12:03
無視に無視であたるのと、徹底的に言葉で表すのと、どっちがいいんでしょうね。私はモラハラだと知って、自分が自分を失っていることに気付いてから、もっと言葉にしておくんだったと後悔しましたが・・・。
夏草さんの苦しまれていることを知って、やっぱりそれでもダメなんだ、と思いました。モラと一緒に暮らしていて幸せになる方法なんてないんですね。あるとすれば、モラがモラでなくなること。でも、そんなのが無理なことはもう身にしみましたよね・・・。

子供には、複雑な家庭環境を申し訳なく思っています。この関係の異常性がわかっているのかいないのか、今は判断がつきませんが、影響が小さいうちになんとかしたいです。
夏草さんの子供さんは、それだけ理解されているなら大丈夫じゃないでしょうか。父親と冷たい関係でいることを選択できるのはとても強いと思いました。
Posted by 蝉ころん at 2006年09月10日 18:20
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。