2010年10月29日

私の地盤

夜、子供たちが寝付いたばかりの布団の中で、じわじわと怒りが出てきた。

前回辞めた会社での人間関係で抑えていた怒り。

全く責任を持たない上層部。

上層部同士で互いに相手をかばい合いつつ、不都合なことは全て下層へ、下層へ、責任を押し付けて、手柄だけを分け合う。

自分たちの評価を外部にもらうためにあることないこと、口ばっかり達者な奴ら。

部下は部下で、全員がなにがしかの気持ち悪さを感じながら、自分を叱咤激励して、自分の至らぬところを向上すべく、ひたすらその日の業務をこなすしかできることがない。

ハラッサーの上層部と被害者集団の下層部で回っているように見せかけているだけのような会社だった。

そうだな、私はこれを後回しにした。

あそこで感じた怒りも妬みも悔しさも辛さも屈辱も、まずは横に置いておいて、過去の私の掘り起こしに専念する覚悟をしたんだった。

昨晩感じた怒りは、破壊し続けたいような衝動は全くなくて、怒りの感情を言葉で表現してみたらあっけなく落ち着いて拍子抜けしたくらいのものだった。

過去から繋がって出てきた怒りではなくて、ただそのときに感じていた分の正当な怒りだって、そんなふうに感じた。



だいぶ視線が現在に戻ってきた。

過去の思いが出てきたら、またそのときに対応できるだろう。

そんな自分に対する信頼がある。

元夫の被害者だった頃、かろうじて私に残っていた私自身に対する信頼は、人間の体の機能に対する信頼でしかなかったけど、今は、自分自身に対する信頼としてここにある。

まだ、弱い、脆い信頼だから、早急に現実にこぎ出すことはできないけど、この信頼を取り戻せたことが、単純に嬉しい。



それから、私自身を大好きだと思う気持ち。

あんなに不自然さを感じていた、「大好き」「愛情」なんていう言葉も、それなりに、今の私なりにしっくりくるところまできた。

愛情を母親に頼らなくても、私自身で私自身に注ぐことができるようになってきた。

のぞむにも、ひかるにも、「大好き」を向けることができるようになってきた。

無理しないで分けてあげられる量はまだまだ少ないけれど、確かに、ある。

今は、この、できたての柔らかい地盤を、しっかりした頼りがいのあるものに育てて行きたい。

ここまできた道のりのように、急がないで、ゆっくり。

今は少し、このほやほやのほこほこの土の感触を味わってから。

まだまだ、ゆっくり、進む。

posted by 蝉ころん at 09:19| Comment(0) | 今の私 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。