2010年09月23日

感じてた事実

私はいらない子だった。

私はそう感じていた。

母は家では忙しいと言って私の相手を後回しにしておいて、長電話。近所の人とも長話。それで時間がなくて聞けないなんて。正直に私の相手をする気なんかないと言えばいいじゃない。

父は仕事が終わるとすぐに遊びに行ってほとんど家にいない。私たちの相手なんかしてられないってことなんだ。

ねえ。

なんで私を産んだの。

いらないなら、邪魔なんなら、産まなきゃよかったじゃない。

こんな、誰にも歓迎されていない生き方しかできないなら、産まれてきたくなかったよ。

でももう産まれてしまったんだもの。

受け入れてほしいよ。

会いたいって言ってほしいよ。

嫌わないでほしいよ。



傷ついてたし、悲しかった。

でも、それを否定された。

私が感じていた、「嫌われている」「受け入れられていない」感覚は全部否定された。

そんなわけないじゃない、相手ができていなくたって、親なんだから嫌ってるわけないじゃない。

変なこと言わないで。

って。

私の被害妄想。そういうことにされたんだ。




ねえ。

本当は、私のこと嫌いだったよね。

好きになれなかったよね。

そんなことがあっちゃいけなかったから、そんなわけないって、気付かないふりしてたでしょう。

子供ってわかってるんだね。

親が無意識に隠してること、全部感じてるんだね。

それで知らないうちに傷ついてるんだね。



私も傷ついてたんだよ。

被害妄想ってことになって、もっともっと傷ついたんだよ。

愛情を感じられないのに、それでもその中に愛情をこじつけて作り出して、愛されてるって自分を言いくるめた。

もう愛情を感じられないことを私のせいにされたくなかったから。

嫌われてると思って傷ついて、それを伝えて怒られて、もっと傷ついた。

もうそんな目にあいたくなかった。




私は嫌われているって感じた。

嫌われていることが悲しかった。

その感覚を、自分で封じ込めなきゃならなかった。

私の感覚を、私自身が信じてはいけなかった。

それもとても悔しくて、辛いことだった。



悲しくてよかったんだよ。

私の感情は私のもの。

たとえ私が感じた現実が親にとって受け入れられないものだったとしても、私は私の感じたままを感じていてよかった。

私が悲しかったんだもん、悲しくてよかったんだよ。




受け入れられたかったんだよね。

受け入れられてることにしたかったんだよね。

それでとっても悔しかったけど、封じ込めたんだよね。

辛かったね。

それだって、間違ってなかったんだよ。

頑張ったんだよね。

これはもう使わなくていいやりかただから置いておこうね。

頑張ったね。

もう、悲しいことは悲しくていいんだよ。


posted by 蝉ころん at 18:25| Comment(0) | ころんちゃん覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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