2010年09月21日

軽い存在

のぞむは私に何かを頼んでおいて、自分は忘れて遊んでいることがよくある。

私は、遊んでいるならいいか、と何も言わずに放っておく。

そして、もう寝るという頃になってのぞむが思い出す。

なんで頼んだのにしてくれなかったの?

私はカチンとくる。

自分で勝手に他の遊びに夢中になってただけでしょう?私のせいにしないで!

そっちこそ私にものを頼んでおいて他のことに夢中になるなんて!




のぞむは私のせいにしていない。

ただしてほしかったと言っているだけ。

私の中の、怒りを出したい面が、私のせいにしてほしいと思っている感覚があることに今日気がついた。




こうして書いてみると、色々と私が無意識に悪い方へ悪い方へ誘っていることが目につく。

他のことに夢中になられたら、そのときに声をかけていればいい。

それをしないのは、私がやりたくないんだってことを伝えないまま、やらないですむ状況だから。そしてやらなかったことについてはのぞむが原因だから。のぞむが悪いから。だから私は悪くないと堂々と言えるから。

これは私が断ることで責められるのが怖かったころに身につけたやり方。これは、変えていけると思う。




問題はもう1つのほう。

こちらは昔の感情が絡んだ衝動だから、ほどけないと改善しない。

のぞむが別のことに夢中になったおかげで私は頼まれたことから逃げられてしめしめと思っているのに、それでも私にものを頼んだ本人がそれを忘れているということに傷ついている。

怒りで表現されるけど根っこは悲しみ。この悲しみを糸口にして怒りが吹き出してくる。

私に頼んだことはそんなに大事なことじゃないんだ。そんなに大事なわけでもないことのために私を使うんだ。私の存在なんてそんなものなんだ。

ああこれは、元夫の私の扱いに感じていたことだ。実家での私に回ってくる役割にまつわる感情だ。

誰でもできる、別にどうでもいい、しょうもない、と、そのコミュニティで捉えられていること。そんなことだけが私に回ってくる。

できないことを責められるようなものばかり。

「これくらいのこともできないの?」

できても感謝なんかされずできないときにそうやって責められるだけ。

みんな、自分でできるけど面倒くさいことを私に押し付けてるだけ。

「どうせヒマでしょ」
「ついでにやっといて」
「時間ないし」

そして私に投げたら私が労力を割くんだってことなんかなんとも思わない。

みんなが面倒くさいこと、私だって面倒くさいのに。

時間だってとるのに。

できたかできてないか、それが全て。

なんであんたたちの面倒を解消するために私が面倒を背負わなきゃいけないんですか。

私の価値はそんなものなんですか。

あなたたちができないから、私にお願いするなんて、ないんだね。

私はどうせそんな、みんなができることしかできない。私じゃなきゃいけないことなんてなにもない。

ただそこに都合良く立ってたから使われるだけの、その程度の存在。

どうせ誰でも構わない。

私なんていなくて構わない。

私は誰のプラスにもならない。

いらない人間。









私は大切な存在。

誰が何と言おうと。どう扱おうとしようと。

私は私を守ってきた。

私という存在のプライドを守ってきた。

私自身の技能的な能力は確かにしょーもないものだ。そんなことはわかってるんだ。

でも。

私は私をどうでもいいもののように軽く扱ってほしくない。

それをただ私は伝えたかった。

本当はそんなふうに感じていたけど、言葉にはできなかった。はっきりと意識できるような形で心になかった。

ただモヤモヤと、なにかが違うんだって、そんなんじゃないんだって、1人であがいていた。




役割とか、そんなんじゃない、ただ私を大好きで、大切で、いてほしい。

それが、まず根本にあってほしかった。

それをまず感じたかった。

それを感じなかったから、私は役割にしがみついたね。

でも私だけの役割はだれもくれなかったね。

私だけがなれるはずだった「母親」というオンリーワンのはずの役割でさえ、元夫は義母に譲らせようとしたね。

実家でも、結婚生活でも、最終的に私に回された役割は無料の住み込み家政婦だった。

それは私にとって奴隷に等しかった。

だから私は必死で逃げたんだったね。




私は私を精一杯大切にした。

そのときできるやり方で私を守った。

守り切った。

もう切り抜けたんだよ。

私を奴隷にする人たちはもういないんだよ。

子供たちは、今はそういう時期なだけ。正当に私の力を必要としてるだけ。

だからもう、子供たちに怯えなくていいんだよ。

子供たちは、怖くないんだよ。

私のことが大好きなだけなんだよ。


posted by 蝉ころん at 18:30| Comment(0) | ころんちゃん覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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